はじめに 続けられる人とやめてしまう人の違い
「ダイエットを続けようと決めたのに、気づいたらサボっていた」
「もう投資はやらないと誓ったのに、またアプリを開いてしまった」
そんなふうに、「続けたいことが続かない」「やめたいのにやめられない」という経験、誰にでもあると思う。
かつての僕もそうだった。
でも、今ならはっきり言える。
続けられる人とそうでない人の違いは、意志の強さじゃない。
仕組みがあるかどうかだ。
この記事では、「続ける習慣」と「やめる習慣」をテーマに、
自分の体験を交えながら、誰でもできる仕組みづくりの考え方を紹介する。
続けられる人がやっている3つのこと
ハードルは驚くほど低い
「毎日筋トレ30分」みたいな大きな目標じゃなくて、
「1回だけスクワットする」「とりあえず机に向かう」くらいのレベルから始める。
最初から完璧を目指すと、気分が乗らない日が必ず出てくる。
そういう日でも“とりあえず手をつける”ことができれば、途切れにくくなる。
僕も記事を書きたいと思いながら手が止まっていた時期、
「1行だけ書けばOK」と決めてから、自然と書くことが習慣になっていった。
行動のタイミングを決めている
継続できる人は、「やるタイミング」がだいたい決まっている。
・朝起きたらその場でストレッチ
・歯を磨いた後に日記1行
・夕食後に読書1ページ
こうやって、日常の流れに行動を組み込んでおくと、迷わず手が動くようになる。
“やるかやらないか”を考えなくて済むから、気持ちも消耗しない。
続いていることを記録している
続いている人は、自分の行動を“見える化”していることが多い。
僕が取り入れているのは、カレンダーに○をつける方法。
どんな日でも、1行でも、1回でもやれたら○。
その○が連続して並ぶだけで、「今日も続いた」という実感が生まれる。
「何をどれだけやったか」よりも、「今日もやったかどうか」。
この視点があると、ハードルがぐっと下がる。
続かない人にありがちな思考のクセ
「ちゃんとやらなきゃ意味がない」と思ってしまう
たとえば「今日は時間がないから30分できない。じゃあ今日はナシ」
この考え方は、習慣を壊す最大の敵だと思う。
1分でもやればゼロじゃないし、やったという事実は確実に残る。
むしろ、そういう“微妙な日”にどう向き合うかで、習慣が根付くかが決まる。
三日坊主=自分の意志が弱いと思い込む
続かなかった時に「やっぱり自分はダメなんだ」と思ってしまうこと、よくある。
でも、失敗した自分を否定するよりも、「戻ってくる方法」を考えた方が前向きだ。
続かなかったのは、自分がダメなんじゃなくて、仕組みが合ってなかっただけかもしれない。
他人と比べて気持ちが折れる
SNSで「毎日投稿100日目」とか見ると、自分の3日坊主がみじめに思えてくる。
でも比べるべきは、他人じゃなくて昨日の自分。
「昨日より1個多く○をつけられた」
それだけで十分進歩だと思う。
やめたいことを「やめ続ける」ための仕組み
ここまでは「続けるための習慣づくり」について書いてきたけど、
実はこの考え方は、「やめたいことをやめ続ける」ことにも応用できる。
僕が強く実感したのが、投資をやめた時だった。
何度も「もうやらない」と決意したのに、何度も再開してしまった。
でもある時、考え方を変えた。
・「やらなかった日」に○をつけて記録する
・トリガーになりそうなアプリは削除して物理的に遠ざける
・やらなかったこと自体を“成果”として認める
この仕組みがうまく機能し始めてから、「やめる」を続けられるようになった。
間食、SNSの見過ぎ、夜ふかし、タバコ、投資──
「やらない」って決めたことを続けるには、
「続ける」のと同じように“仕組み”を作ればいい。
まとめ 続けるのも、やめるのも仕組み次第
習慣を続けられるかどうかは、才能や意志の強さじゃない。
大事なのは、継続しやすい環境と仕組みを整えておくこと。
・とにかくハードルを低く
・時間や行動の流れと紐づける
・できた日を見える形で残す
・失敗しても、戻りやすくしておく
小さな○が、やがて大きな変化を生む。
明日もまた、ひとつ○を増やしてみようと思う。
コメント